幸せとは何か？ 問題があることを受け入れ、それでも穏やかに生きること

 幸せとは何か？

画家は一枚の絵を描いた

それは、ぎしぎしと音を立てるベッドの上で、家族が穏やかに眠る姿だった

ベッドの一本の脚は折れ、代わりに二つのレンガが支えとなっていた

家は老朽化して雨漏りがしていた

それでも、家の犬までもが家族と一緒に安心して眠っている

この絵は、不朽の名作となった

（不死なるものは、神話や幻想の世界に属するものだとしても）

「本当の幸福とは何か」

——実のところ、この絵を見た後、私はこう思った

幸福とは、問題が何もない状態ではなく、問題があることを受け入れ、それでも穏やかに生きることなのだ、と

どんな状況であれ、今あるものの中に良いものを見つける努力をしよう

自分の力ではどうにもならないことで、悲しむのはもうやめよう

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懐疑論者たちはしばしば、毎日コカインを使用する人は「幸せ」なのかという問いを発してきました

常によい気分でいることが唯一の要件であるならば、答えは「イエス」でしょう

しかし、最近の研究で、気分が安定した状態というのは、幸福感がものすごく高まる状態よりも、心理的にはより健康であることが示されています

結局、上昇するものは、いずれ下降するものなのです

これがあれば全員幸せ、という定義はないと思いますが、大きく分類すると、物質的な幸せと精神的な幸せに分けられるでしょう

1.物質的な幸せ

ブランド品を手に入れた。豪華な家を買った。高級車に乗っている、などなど

2.精神的な幸せ

家族や恋人と過ごす時間。仕事で認めてもらった、などなど

あるいは、短期的な幸せと比較的継続的な幸せとも言い換えられるかもしれません

ただ、この２つは、実は密接に関係していますね

豪華な家や車を買って、家族や恋人とと楽しい時を過ごせたら、ものよりたぶんその時間の方に幸せを感じるのではないでしょうか