ヒンドゥータントラと仏教タントラの具体的実践法 必ずしも生使うものではな性エネルギーを
◆ ヒンドゥー・タントラの具体的実践法
ヒンドゥー・タントラでは、以下のような実践を通して自己の変容を図ります。
1.
マントラ
神の名前や聖なる音を繰り返すことで意識を浄化し、神との共鳴を深めます。例:オーム・ナマ・シヴァーヤ
2.
ヤントラ(Yantra)
神聖幾何学図形を瞑想の対象とする。女神シャクティを象徴するシュリ・ヤントラなど。
3.
クンダリーニ・ヨーガ
背骨の根元に眠るとされる生命エネルギー(クンダリーニ)を覚醒・上昇させる修行。呼吸法、ムドラー、バンダ、瞑想などが組み合わさる。
4.
シャクティ崇拝と儀式
女神(シャクティ)を崇拝し、供物やマントラで一体化を目指す。
5.
五マカ(パンチャマカラ)
一部の左道タントラでは、酒、肉、魚、性交など禁忌とされるものを儀礼的に用い、それを通じて執着を超える修行が行われる(象徴的であり実践しない流派も多い)。
◆ 仏教タントラ(密教)の具体的実践法
仏教のタントラ(特にチベット密教)では、智慧と慈悲をバランスよく育みながら、悟りへと向かいます。
1.
灌頂(かんじょう)
師からの正式な導入儀式。マンダラの観想に入る資格を得る。
2.
本尊ヨーガ(イダム・ヨーガ)
観音、文殊、金剛薩埵などの本尊(仏)と一体化する瞑想。自他の区別を超え、「私=仏」としての意識を育む。
3.
マントラ修行
本尊に応じたマントラを繰り返し唱える。例:オーム・マニ・ペメ・フーム(観音のマントラ)
4.
チャクラとナーディの修行(風と意識の統合)
チベット密教(特にゾクチェンやアヌヨーガ)では、身体内のエネルギー(風・ルン)をコントロールする実践がある。ヒンドゥーのクンダリーニヨーガに似ているが、空性と菩提心に基づいている。
5.
死と中有(バルドゥ)への瞑想
死後の中有状態(バルドゥ)をシミュレートして、死の瞬間に悟りを得る訓練をする。
◆ 共通する深い本質
両者に共通するのは、**「二元性を超える体験」**を目的としている点です。
ヒンドゥー・タントラでは、男性神(シヴァ)と女性神(シャクティ)の合一を通じて宇宙との一体感を得る。
仏教タントラでは、智慧(空性)と方便(慈悲)の統合によって、悟りへと至る。
ヒンドゥータントラと仏教タントラ
https://youtu.be/sDXgs2xhr-A
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